こんにちは😃
前回は『読解』でしたが
今日は漢字学習についてお話します。
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息子の場合
漢字は、息子が苦労した学習の一つです。
全く興味が無かったのですが、小学校の宿題と言えば、当然のように『漢字』は外せません。
『漢字学習を日々丁寧に行って、漢字テストを頑張ること』で小学校の国語の内申は確実に上がります。
これが本当に大きいのだと実感したのは、息子が漢字テストで取れるようになって、あゆみの国語での評価が上がったことでした。
昨年度から評価項目に変化があり、国語は特に5つの評価項目が3つに減っています。
漢字が出来なければ、この3つのうちの1つの評価が下がるので、以前にも増して内申に影響があります。
漢字を頑張ることで、内申点を上げることと、都立中入試の減点を減らす助けになります。
息子の場合は、低学年からの積み重ねに不足があったため、1年生の漢字の確認から始めました。2年生の漢字ですら間違えていました( ̄▽ ̄;)。
ちなみに、漢検は2年生9級から毎年受験して合格はしていましたが、いつも1~2ヵ月前から始めて詰め込んで、終われば忘れるような、意味の無い儀式になっていました。
漢字は覚えても普段から使わなければ、定着しません。
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『小学全漢字覚えるカード』
こちらは、書き順を唱えて覚える、と言うものですが、息子は唱えて覚えることは出来ませんでした。
そもそも見たり聞いたりするだけで覚えられるタイプでは無かったのです。
上記が得意な子にとっては、効率良く覚えられる教材だと思います。
息子は回数を書く作業もしたがらなかったため、覚えられなかったのです。
地道な作業が苦手過ぎる、まさにコツコツタイプでは無いので。
ここに至るまで、『暗記』で成績を上げたことが無かったためか、暗記の仕方が分からないようでした。
そこで、 記憶する方法を色々調べて実践させてみました。
- まず漢字の形を説明させる。部品を意識させる、と言うことですね。それから、頭の中で大きな電光掲示板を想像して、漢字を表示させる。それを近づけて細部まで見て、光らせる。その後一字だけ書く。息子は説明の段階でつまっていました。普段から『部品』に注目していれば出来ると思いますが。。。
- 青ペンでひたすら書く(青は集中力を高めるとか)
- 記憶するには、『思い出す作業が良い』と言うのもあったので、先の唱えて覚える漢字に書いてある熟語をテストにして、毎日やらせました。
間違えたものは、練習して翌日また出す、と言う形です。
毎日新しい漢字を増やしていると、いつのまにか取り組む量が多くなりすぎて親子ともに疲弊しました。 - 『漢字の要』を、繁田先生の提唱する『〆バツ方式』でやらせました。
リンク
毎日一定数やらせて、出来なかった漢字にチェック。2~4週間毎に、前に戻って書けなかった漢字のみ書いてみる。そこで書けなかったら更にチェック。書けたところで〆る。
チェックの多い漢字は覚えにくいのが分かるので、練習にムダは無くなってきました。
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『漢字の要』
そんな訳で、学校の漢字テストも100点を連発しはじめました。その事で担任の先生にも誉められて、本人も遅ればせながらヤル気になったのです。
ただ、塾に入ってからは、毎週50問の漢字テストがあり、クラスの中で良い方では無かったようです。なんなら最下位。
完璧に覚えたと思っても、テストになると忘れちゃったりするのです。
観察力が足りないので本当に、細部で間違えるのです(線が一本足りないとか、突き出る出ないとかそんな細かい部分。)
これは、低学年からの積み重ねの不足のせいだと思います。
『へん・つくり』などの『部首』の理解も不足していました
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『部首カルタ』
この部首カルタで、基本的な部首については覚え直しをしました。家族で楽しめるので、学習しながら家族のコミュニケーションにもなりました。特に娘は大のお気に入りです。
また、漢字そのものが覚えられても、作文などの文章で使う事が出来ない。
ですので、同時に作文や記述に使われた漢字のチェックもしていました。
出来るなら、中学生レベルの漢字もマスターさせたい気持ちはありましたが、欲張っても意味はありません。
まずは小学生レベルを完璧にするために、作文で使われた漢字のチェックに辞書は欠かせませんでした。
普通の漢字辞書では無く
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『小学漢字1026字の正しい書き方』
☝を使いました。これ、娘の漢字学習にもめちゃくちゃ使っているのですが、漢字の教材を一つだけおススメするとしたら『コレ』と言うくらい気に入っています。
何年生で習う漢字なのか、即座に調べられる丁度良い教材って、なかなか無いです。コンパクトな文庫本サイズなので子供にも扱いやすいです。
漢字辞典などだと情報が多すぎて逆に使いづらい。
漢字の習う範囲は年度によってかなり変わるので、最新版を用意しないといけません。これは値段も安いので、最新版も躊躇無く買えます。
何年生で習う漢字なのか分かれば、子供にオリジナルの問題を作る時にも使えるし、子供の漢字の宿題で熟語を書くのに、低学年でも自分で簡単に調べられます。
実際今は下の娘がかなりヘビーに使っています。
漢字のテストで満点が取れても、実際文章を書く時に使えなければ意味はありません。
ですので、受験を考えずとも漢字学習と記述はセットで考えるのが良いです。
上記の事を反省し次は
- 娘の場合
娘の学習についてを参照頂いている方はご存じかと思いますが
まず、漢字は読めないと覚えられません。
息子に関して読書量があったため『読み』はマスターしていました。
娘はまず読みの練習から入ります。
小学校3年生 漢字練習プリント 読みのドリル | 無料国語ドリルのジャッカ
こちらをプリントして、3日連続で読めた漢字から合格にしています。同じ漢字が色々な熟語で何度も出るのが良いです。
それと同時に、1~2文字づつ新しい漢字を練習
練習した漢字プリントに書かれている熟語や例文は、そのまま自作の漢字の書き取りテストになります。
書けなかったり、書き順の分からない漢字は『小学漢字1026字の正しい書き方』を娘自身がめくって調べて、書き順も再確認しながらノートで練習をします。
その後、書けなかった漢字のみ覚え直しをして、その日のうちに再テストをします。
書けなった漢字は、どんどん新しい漢字テストに加えて、繰り返し思い出すことで少しづつマスターしています。
学校でのテスト対策にもなるので、学校の漢字ドリルも活用しています。
自宅の漢字学習は先取りになっているので、学校のドリルは復習感覚。何度も同じ漢字が出ることになります。
また、全ての科目で、覚えた漢字は使わせるように意識させています。
娘は、小学1年生の時から『点描写』をさせていました
娘は、『形』を覚えるのが得意なようで、漢字の細部まで見て覚えられるようでした。
また、部首などの『漢字の部品』を見るので、新しい漢字が出て来ても、分解して見ることが出来ます。
その部品の意味を追加で教えてあげるだけで、大分定着度が変わってきました。
ただ、高学年であっても受験などを機会に集中して勉強する機会が持てた事は本当に良かったなと感じております。受験が無かったら、中学で焦ったかもかも💦
ハッキリ言って、算数の思考力よりも努力が実りやすいものだし、誰でも鍛えられる能力だと思いますので特に受験を意識している方は頑張って下さい。
息子の試行錯誤はまだまだ続いていますけどね。
当たり前ですが、漢字は覚えたら使うことです。
本日も最後までお読みいただき有難うございました!!