こんばんは🌕(昨日が満月でしたね)
『10年後の子どもに必要な「見えない学力」の育て方』と言う本を読みました。
『みんなの学校』という映画の舞台となった学校の初代校長が書いた、本です。
息子の小学校にも色んな子がいます。
発達障害と言われている子。
疑いのままずっといる子。
不登校になって、学校を転校して行った子もいました。
上の子は発達障害でした。
友人の子どもはADHDであったり、自閉スペクトラム症(ASD)であったり
親目線での話を聞くと、例えば通級などに通って相談機関があったとしても
常に友人関係での悩みがあります。
低学年であれば、そこそこ友人と関りを持っていた子であっても
高学年になると、子供たちは友達を選びます。
また、知能が低い訳では無いのに、勉強を身に付けるのに必要な能力が足りず、なかなか結果に結びつかない、と言う子もいます。
自分を客観視出来なかったり、本音と建て前なども理解出来ないので、トラブルに巻き込まれる事も多く
自然と周りが離れて行き孤立し、或いはいじめのような形にもなりかねないのです。
息子や娘と学年は違いますが、学校で暴れてしまうA君のお母さまと話した事があります。
A君は転校生で、前の学校ではそこまで暴れてはいなかったようです。
担任の先生との相性が悪い、と話していました。
A君の逃げ場は、校庭であったり、校長室であったりしていたそうです。
まだ、低学年でしたが、お母さまは転校してきた事を後悔していました。
担任のD先生は、厳しい先生で、どちらかと言えば押さえつける感じの先生です。けれども、この先生の授業を息子は楽しい、と言います。授業は工夫があって魅力的なのです。
息子の学年は割とヤンチャな子(1年時点で授業中に歩き回る子が多数・授業を抜けていなくなる子が数人)が多かったのですが、D先生は、まさに抑えて、落ちつかせていたのです。
D先生は、学校でも問題の多い学年を任せられ、クラスに集められることが多いようでした。
A君と同じクラスの別なママからは、『すごい問題児が転校してきた。』と聞いていました。
Bちゃんは問題をおこすタイプでは無いのですが、誰とでもきさくに話をする子なので、隣にさせられる事が多くて心配をしているようでした。
学校で暴れたとか、何か問題があると、保護者の間に憶測が広まってしまうのです。
実際見た訳では無いのに、色々な噂や子供の話から『困った子』『乱暴な子』と言うレッテルを貼られる子もいるのだろうと感じました。
また、やはり先生方も生徒の組み合わせには心を砕いているのか、問題の起きなそうな組み合わせで、席や、グループを考えているようです。
しっかりしていると見なされる子や、好き嫌いがあまり無いような子が、当てがわれます。
息子はあまり、人の好き嫌いが激しくは無いので
比較的誰とでも関わる感じで
みんながあまり関りを持とうとしないような子とも、普通に関わっていました。
息子も健常かと言われると、ある種、特性はあるのかとも感じていましたし
発達障害と言うのは、周りよりも特性がより凸凹しているものだと考えていました。
息子には『周りよりも、苦手な部分があるんだよ。個性なんだよ。』
と話していました。
息子が低学年でトラブルになったC君は、通級などには通っていませんでした。
幼稚園も一緒の子で、幼稚園時代から癖が強くトラブルも多く、避ける子も沢山いましたが
息子は普通に接していたため、かなりべったりとついてきていました。
友達との上手な関わり方を知らず
それでも、遊びたかったのだと思います。
何度か公園で遊んで、その子を抱き上げた時に顔がこわばり身体を固くしている様子を見て
抱きしめられた経験があまり無いのだと感じました。
小学校に入って、常に去勢をはっているようにも思いました。
遊びのつもりで、乱暴してしまったり、石をなげつけたり
イやなことをされても、話すと結構楽しいと言って息子は付き合い続けていました。
必要なのは、息子が『嫌なものは嫌』『やめてほしい』と言う事だったのですが
息子はなかなかそれを強く言うことが出来ず、C君のお母様とまともに話し合いも持てなかったため『離れなさい。』と言ったのです。
これは、私の育て方の問題もあったかも知れません。
C君のお母さまとは、面識もあったし、連絡先もお互い知ってはいましたが
ケガをさせられても、トラブルがあっても、電話や保護者会などで会った時に、謝罪などは一切ありませんでした。
ですので、私が何より付き合いを続けることがいやになってしまったのです。
担任の先生が電話を自宅にかけても、電話に出ることも無かったそうです。
ただ、彼は、小学校に入ってからは、逆にいじめられる対象でもありました。
幼稚園ではトラブルがありながらも、そこそこ遊べていたのに、小学校では自分を受け入れて貰えず、連鎖も起きていたのだろうと思います。
今は彼とほとんど付き合いはありませんが
周りとうまく付き合う方法を知らずに、6年生まで来てしまっている気がします。
娘の同級生で、だいたい毎日2時間目くらいに登校してきて、授業中も寝ている子がいます。兄弟共に通級に通っていて、誰かに迷惑をかける訳でもありません。
ただ、お母様も発達障害で、仕事もし、子供が4人いて、話を聞くと子育てに手が回っていない様子が分かりました。
夜は毎日子供達も午前様で、宿題をさせることも出来ず、子供達の朝ごはんもパンなどをかじりながら歩く姿を見ました。
ただ、その家の子達は憎まれるタイプでは無く、不思議と大人の心配や関心を引く子なのです。
発達障害の子、と言うのは、自分にウソがつけない子でもあります。
だから、思いと行動が直結してしまったり、頭に浮かんだ言葉を、空気を読まずに言ってしまったりするのですね。
経験値を上げて他の子よりも練習を重ねないといけないのに、周りから避けられて、その経験が他の子より減ってしまうこともあるかも知れません。
発達障害で生きずらさを抱えている子供も多いでしょう。
また、発達障害では無いのに、周りの環境に影響を受けて、生きづらさを感じている子供もいるだろうと思います。
先生だけ、親だけ、子供達だけで、どうにかなる問題でも無いのでしょう。
小学校のうちに、上記の『大空小学校』のような学校に行けたら、なんて素晴らしいだろうと、感じました。
子供たちは、『困った子』は可哀そう、或いは関わらない方がよい子
親は、関わると自分の子どもに悪い影響がある、子供が嫌がる子とは無理に付き合わなくても良い、トラブルに巻き込まれたくない
先生は、とにかくたくさんの子どもたちがいるので、手のかかる子に丁寧に関わる余裕も無いなど、マイナスに感じる事が多いでしょう。
それでも、そう感じる方こそ、ぜひこの本を読んで頂きたいなと思いました。
私自身、子供への関わり方や学校との関わり方に反省を感じます。
親の子どもへの関わり方や、兄弟げんかの仲裁など、子育ての参考になる情報もあります。
見えない学力に必要な4つの力
『人を大切にする力』
『自分の考えをもつ力』
『自分を表現する力』
『チャレンジする力』
多様性だらけのいろんな子どもがいる環境の中で子どもは育ちあいます。
☝の言葉は下記👇の著書にも繋がると感じました。
上記の本は読まれた方もたくさんいらっしゃると思います。
多様性の極みです。
詳しい内容などは、それぞれの著書をご覧ください
本日も最後までお読み頂き、有難うございました!!
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