凸凹兄妹の母のブログ

生活の事、子育てや教育の取り組みとその結果、感じたことなど綴っています。

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『褒めて育てる』について

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こんばんは😌


今日の塾に行く前の息子は

過去問の嵐&『今解き 小論文』の800字作文で、少々キレかけてました。
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ちょっと800字は鬼かな
と思いましたが、何とか字数を稼いで
やっつけのように仕上げた作文は

漢字の間違えや
漢字にするところをひらがなにしていたりしたので
そこを指摘したら
キレました。


それでも、『あなたが頑張って勉強していても、漢字や文字の書き方で減点を重ねたら、悔しいから話しているのよ。』と言ったら
落ち着いて、塾に行きました。




さて、こういう時
まずは書き上げたことを褒めるべきだったかな
とも思います。

残念ながら
私は、思ったことから先に言ってしまうのですよね。




今回は、『子供を褒めて育てる』と言うことについてお話しようと思います。



私がピアノ講師をしていた時の、苦い思い出と、色々な本を読んだり、子供達の育ち方から学んだことです。




まだ、私がピアノ講師になりたての頃、幼稚園生から何年も教えていた女の子がいました。
小さい時は普通におふざけもするような、可愛らしい子でした。

そして、それをたしなめていたお母様。
お母様としては、先生に対しての礼儀などを教えたかったのだと思います。



その子は、進みがゆっくりでしたが、私は褒めながらゆっくりと教材を進めていました。


発表会などでは、少し難しめの曲を与えると、みんなびっくりする程の上達を見せます。
ですが、中学年になると、その子は自分が難しいと思うような曲には挑戦しない子になっていました。



家での様子をお聞きすると
やはり、
『色々な事に、自信が無いようなんですよ。』

『家でもたくさん褒めているんですけどね。』

『挑戦しないんです。』
との事でした。


その時は、本当に未熟で分かりませんでしたが




今なら、それが何故なのか、わかります。



その子は、褒めすぎて、挑戦しない子になったのです。
お母様は、とても優しい方でしたので、子供に自信を付けたくて、よりたくさん褒めていたのでしょう。


その子は、周りを見れる敏感な子だったのだと思います。
同じように育てても、鈍感な男の子だと、同じようには育たないかも知れません。

でも、その子は褒められれば褒められる程、失敗を恐れる子になっていたのです。





『褒める』のは、一見良さそうなのですが
大きくなってくれば、この褒められた事が
実はたいした事無いのだ、と気付いてしまいます。

その上、沢山褒められれば褒められる程
『褒められないこと』が怖くなります。

褒められることでお母様の愛情も感じるし、がっかりさせたくも無いのですから、そのうち挑戦することも怖くなります。
そして、どんどん自信が無くなってきます。




私は、息子が小さい時から色々ゆっくりだったこともあり、かなりヤキモキしていた時代があります。

子育てや、色々な考え方を知るために、たくさん本を読んでいたところ
『子供を褒めるのは良くない』と言う文を見つけました。


その内容は、私が講師時代に感じたこととピッタリはまる事でした。

ですので、息子に対して
意味もなく褒めるのは、やめました。


その代わり、存在自体を肯定する言葉を増やしました。

『大切だよ』『大好きだよ』『居てくれて有難う』と言うような言葉です。



私は、すぐカッとなって怒ってしまうタイプなのですが
自分が後悔する言葉を言ってしまった後はすぐに謝って
上記のような言葉をかけて、抱き締めていました。



4年生の時に、学校で『学力調査』と言うテストがありました。
その時に、私が特に重点的に見たのは『学力』では無く『自尊感情』の結果です。


この時に、学校での保護者会で、『自分自身に価値を感じられていない子が多い』と言うお話がありました。

我が子はどうなのかな?と思っていたら
全くそんな心配は無く、結果のグラフは外にはみ出るくらいの大きな円になっていました。


息子は、学校で『自分はみんなと同じで無くても良い』
むしろ、違う自分を目指しているようでした。



私は、常々
『どんな子でも、親は子供を誰とも取り替えたく無いものなんだよ。』
『どの子の親にとっても、自分の子供以上に大切な子供はいないんだよ。』
と話していました。


4年生の時に、息子と二人で出掛けた時に、私からの50の質問の中で
『自分は、価値のある人間だと思う?』
に対しての答えは
『もちろん!みんなスペシャル!』
でした。

これは、すごく嬉しい答えでした。




実は、私は元々褒め上手では無かったのです。
もちろん、自分の子供以外であれば
いくらでも良いところを見付けて褒められるのに
です。


ですので、逆に上記のような言葉の方が
かけやすかったんですよね。


逆に言葉が苦手なら
抱き締めるだけでいいんです。

小さな子なら、なでなでしてあげても
ふざけっこしてあげても良いですよね。




褒めるのは、本当に自分も嬉しくなった時に、その気持ちと一緒にたっぷり褒めてあげましょう。

親が自分のことで、喜んでくれるのは、子供にとっても本当に嬉しいことだと思います。
『有難う』という言葉と同じように。


男の子よりも、女の子の方が
言葉も、触れることも沢山必要かな
と思うので
意識して、増やしています。


高学年にもなると
なかなか照れ臭くて出来ないかも知れませんが
中学生になる前に
ぜひ、皆様もお子様に伝えてあげてくださいね。

『あなたが誰よりも大切な存在。』だと。


ちなみに、作文は塾できちんと書き直して帰ってきました。
そして、『夜いろいろ話ししたいから早く来てね!』と言われました。

成長がゆっくりだからこその特権です。



本日も、最後までお読みいただき有難うございます!