凸凹兄妹の母のブログ

生活の事、子育てや教育の取り組みとその結果、感じたことなど綴っています。

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高専【高等専門学校】と言う選択肢

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こんばんは。

ギリギリなタイミングでの記事投稿になります。未だパソコン使えずで、ネタは溜まる一方。書くのは時間がかかるためますますマイペース投稿に。

息子は期末テストを控えた先週末でしたが、両日とも予定がありました。

おかげでテスト勉強や課題が予定通り終わらず。。。。ぎり終えた感じです。

今まで課題は『やっていないところ』もあったとか( ̄▽ ̄;)。いやいやそれじゃ、内申取れませんよ。先生のイメージ払拭できるか、心配ですが

この秋、学校説明会やら相談会やらに参加したおかげで、息子も内申の大切さをやっと理解してきたところです。遅まきながら。。。

 

高専の説明会に参加

友人の息子さんが昨年度合格し通っているのですが、その経由で説明会&文化祭があることを知りました。

特殊と言うイメージがあり進学先として考えてはいなかったのですが、息子には魅力的な学校でした。

高専とは?

①5年一貫教育

②実験・実習を重視した専門教育。『エンジニア(技術者)・研究者』の育成が主な目的なので、カリキュラムも『社会実装教育』を目指している。

【高専】は【高等学校】とは違い、高等教育機関になるため、より大学に近い自由な校風。【生徒】では無く【学生】。

③ロボコン・プロコン・DCON(ディープラーニング コンテスト)等の全国大会を開催。

④卒業生は企業・大学からの評価が高く、およそ卒業生半数の就職希望に対しての求人倍率は約20倍。後の半数は大学編入。高専にもさらに高度な技術教育を受けるための専攻科(2年間)を設置し、修了者は学士の学位授与。多くはその後他大学院へ進学。

息子と行ったのは国立の高専です。ほとんどが国公立大へ進学。

国立の高専は全国51校設置。国立高専全体の平均では、就職約6割進学約4割ですが、今回説明会で聞いた学校は、進学率が国立高専の平均より少し高めです。

設置されている学科は各校3~6になります。学びたい専科が無い場合は、他県に行くこともあるようです。

学校生活について(学生さんや先生方のお話から)

部活動の加入率は学生さんの体感では3~40%。学校のパンフレットを読むと、ロボコン・プロコンなどに参加する団体へ所属している方は全体の60%くらい、とのこと。

同好会の新設へのハードルも高く無さそう(制限が少ない?)。

各高専に県外の学生もいる。およそ5分の1が寮生。

専攻科については、1年間は仮配属。他学科との交流や各学科学習内容の体験・ガイダンス・経験を通じて、2年進級時に学科を選択。

学生さんからの話では、『英語の授業の比率は割と高め』『4年生以降に希望でTOEIC上位レベルの授業を受講出来る』『体育は楽しく身体を動かそうレベル』『社会は少なくて、日本史・世界史共に化学分野に偏るコアな部分のみ』『今まで学科間の交流はあまり無かったが、他学科との分野横断的な学習が学年UPごとに増える。今少しずつ増えてきている印象。』

在学の保護者の話によると、英語で苦労している子も多いそうです。私が話した学生さん達は『入る前の印象程、忙しく大変では無いです。』と話していましたが、その子達が優秀だったのかもしれません。

【高専受験】を決めた時期については、話した子達2人とも中学3年生でした。女の子も理数が好きだった、との事。

機械・設備が自由に使え、専門知識の豊富な学生や先生が多いため、『ものづくり』がしやすい環境。コンテスト参加もしやすい。

部活に入らずとも、挑戦が出来る環境があるのは良いですね。

文化祭は

外部で入れるのは『学校説明会への参加者のみ』でした。文化祭or学校施設案内のどちらか(1時間程の枠)を選び、文化祭も少人数時間差で回る感じでしたので、自由に色々みることは出来ませんでした。家族も入れないようでしたので、いつもの賑わい、とはなっていなかったと思います。

文化祭でも自由に見れたのが15分程でしたので、学校の様子が分かる程は回れませんでした。

まだ2年はあるので、ここから先に期待します。

学校施設などは見れませんでしたので、こちらも次の機会に、ですね。

 

入試について

受験日は、学力入試に関しては、全国51校の国立高専は、共通問題を用いて同日に行っています。

最寄り地等受験制度を導入しているため、事前相談により、他の国立高専やその他試験会場でも受験が可能になります。

 

令和3年度までと4年度からで変更した点があります。

学力入試

(試験日:令和4年2月13日(日)追試2月27日(日)※追試は感染症罹患、又は罹患疑いで本試験を受験出来なかった場合に受験可能。)

Web出願システムを導入予定

募集人員:定員の40%程度(80名程度)

学力試験科目:国語・数学(配点2倍)・理科・英語(全科マークシート方式)

選抜基準:学力試験点70%内申点30%に変更。(令和3年度までは学力試験点80%内申点20%)

都立・県立・私立などの高校と併願可能

(昨年度は試験日が都立と重なったため、受験者数も減少した。 例年2.1倍程が1.7倍程に)

入試傾向も、中学学習指導要領が新しくなった事に伴い、令和4年は学力の3要素のうち、思考力・判断力・表現力をより重視した入試問題に

サンプル問題は高専機構にて

過去問もチェック

推薦入試

募集人員:定員の60%程度(120名程度)※令和2年度までは50%程度

出願資格:下記の2点を満たすこと

①9教科の内申点の合計が36以上※令和2年度までは38以上

数学・理科・英語の内申点全て4以上

選抜基準:面接点・・・30%

内申点・・・70%

機械・電気・電子・情報・物質、5つの学科があり、第五志望まで記入可能。学科毎の倍率は開きがあり、1番倍率が高い【情報】は2.8倍でした。※倍率は推薦・学力入試、両方を合わせたもの。

推薦による選抜の方が、合格率は高い傾向(学力入試はより倍率が高く狭き門かも)。推薦の資格に該当する方は、是非推薦を受けて下さい!とのことでした。

推薦で不合格の場合は、手続きなしで学力試験と受験可能です。

推薦の割合・学力入試の内申割合とも大きくなっていて、内申の存在感が強いです。

息子とわたしの感想

都立高校の個別相談会とこちらにも参加して、より内申点の重要性を再確認しました。内申があれば、推薦という選択肢も増えます。

高専は、より専門的な授業が多いため、高度な内容になるようです。その分、将来の武器として『学力』だけでは無い、より方向性のはっきりした専門的な知識や技術を身に付けられる可能性が高くなります。

息子が気に入ったのは、この【工学】の分野に元々興味があること。より将来が見えやすいところ。のようです。

それと、5年間と言う長さも気に入っているようです。

高校から専門的な分野に進む事は、音大を出た私にとっては、可能性を狭めることだと思っていました。音大ですら、可能性を狭めることがあるからです。

でも今では、可能性を広げるのか、狭めるのかは、その子次第かも知れないと考えております。

将来について考える事は、中学生でも高校生でも大変な事だと思います。

それでも息子は高専の学科見ると、どれも学んでみたい、触れてみたい、と言いました。まだ深く考えてはいないと思いますが

実際学習へのモチベーションが下がっていた息子も、少しやる気が出たようで。

志望校を決定はしていませんが、今後もまだまだ色々な学校を見る機会を作りたいと思います。

 

本日も最後までお読みいただき、有難うございました!