こんばんは😃🌃
今日は、我が家の「学習観」の続きになります。
息子は、小さな時から
こちらが何かを話しても、すんなり答えの返ってこない子でした。
ママ友が話しかけても妙に間があるので
いつも話している友達なら普通に接してくれますが
初めて話す方は、その『間』に面食らっている様子が分かりました。
ポンポンと言葉が返って来ないのです。
多分、常に頭の中で、何かを考えていたんでしょうね。息子の周りはゆっくり時が動いているようにも見えました。
それでも、集中している時は、ホントに的確な答えが返って来るのです。
私は、ピアノの先生もしていましたが
息子に教えた時に、理解力はある、と感じてはいました。
子供に教える仕事をしていると、その子の本当の頭の良し悪しは分かるのです。
息子は頭は悪くない子だ、と思いました。
ただ、普段からマイペース過ぎて
出来ないことの方が多いし、
こちらの言葉を
すんなりと受け入れることも少ないので
心配の方が多かったです。
それでも、たまにドキッとすることを言うのです。
例えば3年生くらいの時にふと
『ねぇ、僕の見ている青って、ホントにみんな同じに見えているの?』
『ホントに同じに見えるなんて、誰にも証明出来ないよね。』
とか
『計算なんて、なんでしないといけないの?電卓ですればすぐ終わるのに』
とか
宿題をやっていない時に、それを注意すると
『授業で分からないことが無いのに、何で宿題をやらないといけないの?』
と
屁理屈も多い子でしたが
何でも鵜呑みにはしないし、疑問はそのままに出来ない子になっていました。
小さな子供は、親が答えに困るようなドキッとするようなことを言います。
明らかに屁理屈だな?という時もありますが、そうでは無くて、自分の頭で考えて、純粋に疑問に思うことも、沢山あるのだと思います。
その疑問にフタをしたくはありませんでした。
その頃は、チャレンジを使って自分でどんどん進めていたので、余計宿題の必要性を感じなかったのかも知れません。
(嫌いな計算と漢字ばかりだったのもあるとは思いますが。)
根本理解が出来ないことは、やりたくないし覚えられないようなのです。
そして、ただ、計算をする、漢字を覚えることに、
楽しみと意味が見出だせなかったんだろうなと思います。
そういう息子を良く理解して下さった担任先生の
『息子さんは、公立向きではありません。』
の意味は、どうやら
『私立中など、内申も関係ないし、息子さんの特性が存分に引き出せる学校が良いのでは?』と言う意味もあったようです。
『上の学年に行くほど伸びます。』とも言って下さってました。
息子はたまに困ったことをしていましたが、基本的に先生が大好きで人懐こいので、先生から疎まれてはいなかったです。
困ったことをした時も、先生なりに悪意の解釈では無く、息子の性格や特性を考えて下さったことは、本当に有難いことでした。
~つづく~